年下×幼馴染×お隣さん
「これは...」

「この前もついてた」

「そんなこと...紫陽に言われる筋合い無いよ」


紫陽は黙り込む。


「大体、先に彼女作ったの紫陽じゃん(笑)」


違う。

これじゃ紫陽に彼女が出来たからあたしも作ったみたいじゃん。

こんなの仁くんにも失礼すぎる。


「ごめん...約束してるから行くね.....」


そう言ってあたしは紫陽の腕を振りほどいた。


「柊、また後でね」

「はーい!」

「お邪魔しましたー!」

「はーい、凛ちゃんまたね」


紫陽のママに挨拶して家を出た。
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