年下×幼馴染×お隣さん
そして...。

紫陽にだけはいまだに返事を出来ずにただただ時が過ぎて行った。

もう年が明けてしまう。


「あ、ちょっと柊...寒いから.....マフラー!!!」


あたしは柊を公園に連れて行こうとしていた。


ドンッ...。


「ほら、飛び出すから...」

「こんにちは」


玄関の前に居たのは紫陽。


「.......どうしたの?」

「少し顔が見たくなって...」


告白されてから紫陽には真っ直ぐ目を見て甘い台詞を言われるようになった。


「しょうも!こうえん、いこ!」


柊はあたしと紫陽の手をとって歩き出した。
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