私が彼の笑顔を見るまで
なので、私は、皇蘭学園の特待生制度に目をつけたのである。中等部にも特待生制度はあったのだけど、気が付くのが遅くて断念。けれど、高等部の特待生制度に向けてずっと勉強し続けたので、見事合格を勝ち取ったのである。
ぶっちゃけ、皇蘭学園高等部の偏差値は70で、特待生だと偏差値75は必要で私はギリギリだった。なので、両親からは別に皇蘭にこだわらなくても他にも良い学校沢山あるよ〜って言われていたけど、私は皇蘭一筋。だって、私的分析によると、皇蘭学園より可愛い制服の学校は無かったのだから!!
この制服理論は、私の両親に熱く語っても反応は微妙だった。3歳上の兄、茜(あかね)にぃには残念な人を見る目で見られ、1歳下の弟の楓(かえで)には、
「胡桃姉さんが皇蘭に行きたい1番の理由が制服??え?皇蘭の制服ってそんなに良い物?……僕には分からない……」
ぶっちゃけ、皇蘭学園高等部の偏差値は70で、特待生だと偏差値75は必要で私はギリギリだった。なので、両親からは別に皇蘭にこだわらなくても他にも良い学校沢山あるよ〜って言われていたけど、私は皇蘭一筋。だって、私的分析によると、皇蘭学園より可愛い制服の学校は無かったのだから!!
この制服理論は、私の両親に熱く語っても反応は微妙だった。3歳上の兄、茜(あかね)にぃには残念な人を見る目で見られ、1歳下の弟の楓(かえで)には、
「胡桃姉さんが皇蘭に行きたい1番の理由が制服??え?皇蘭の制服ってそんなに良い物?……僕には分からない……」