⑥姫は成瀬くんに守られたい✩.*˚
仮の騎士になる当日になった。
待ち合わせ場所は、駅前。
着くと、二條ともうひとりの女の人がいた。
「初めまして、岩山です。お嬢様がいつもお世話になっております」
「あ、こちらこそ」
二條は白いワンピース姿で肩までの髪の毛をふわっと巻いていた。制服姿でストレートヘアーの姿しか見たことなかったから新鮮で、ドキッとした。
「私のことは、お嬢様の身の安全を確保するためにいる空気と思って頂ければ幸いです。お嬢様とのデートをお楽しみください」
お楽しみくださいって、今日は仮の騎士として会っただけなのに。そっか……これは周りから見たらデートなのか。
デートなんて一度もしたことがない。告白は何回もされたことあるけど、女と付き合うとか面倒くさくて付き合ったことはない。
そもそも、今日は一体、何をすればいんだろうか。話すのも得意じゃないし。会えることは出来たけどこの状況、どうしよう。
待ち合わせ場所は、駅前。
着くと、二條ともうひとりの女の人がいた。
「初めまして、岩山です。お嬢様がいつもお世話になっております」
「あ、こちらこそ」
二條は白いワンピース姿で肩までの髪の毛をふわっと巻いていた。制服姿でストレートヘアーの姿しか見たことなかったから新鮮で、ドキッとした。
「私のことは、お嬢様の身の安全を確保するためにいる空気と思って頂ければ幸いです。お嬢様とのデートをお楽しみください」
お楽しみくださいって、今日は仮の騎士として会っただけなのに。そっか……これは周りから見たらデートなのか。
デートなんて一度もしたことがない。告白は何回もされたことあるけど、女と付き合うとか面倒くさくて付き合ったことはない。
そもそも、今日は一体、何をすればいんだろうか。話すのも得意じゃないし。会えることは出来たけどこの状況、どうしよう。