⑥姫は成瀬くんに守られたい✩.*˚
第9話 彼と過ごして
岩山さんには全てを話した。
成瀬くんと電話で話をしたあとに。
岩山さんは私が出かける時にはいつも私の身の安全のためについてきてくれて、私を守ってくれる。
だから、その日もついてきてもらうために、スケジュールを伝えるだけなはずだった。けれど、自分ひとりで考えきれなくなって、スケジュールを伝えたあと、泣きながら全部一気に話した。
成瀬くんは最初冷たくて、怖かったけれど、助けてくれたり、電話で心配してくれたりしていくうちに優しいなって思えてきたこと。
最近は成瀬くんがずっと頭の中にいて、ずっと彼のことばかり考えてしまうこと。
本当は成瀬くんが私の騎士になって欲しいことも、私が成瀬くんを騎士に指名したら彼が根本くんに退学させられるかもってことも、本当に全部。
全てを話すと岩山さんは「お嬢様には後悔しない選択をしてほしいです。お嬢様の泣き顔を見るのは私も辛いですから。お嬢様の笑顔を見るのが私の幸せですから。とりあえず、成瀬さんに仮の騎士になっていただく日、最終判断をしても良いかと思われます」って言ってくれた。
小さい頃から秘密を打ち明けても誰にも言わないでくれるし、私の幸せを第一に考えてアドバイスもくれる岩山さん。
彼女に気持ちを話すと心が落ち着いてきた。
成瀬くんと電話で話をしたあとに。
岩山さんは私が出かける時にはいつも私の身の安全のためについてきてくれて、私を守ってくれる。
だから、その日もついてきてもらうために、スケジュールを伝えるだけなはずだった。けれど、自分ひとりで考えきれなくなって、スケジュールを伝えたあと、泣きながら全部一気に話した。
成瀬くんは最初冷たくて、怖かったけれど、助けてくれたり、電話で心配してくれたりしていくうちに優しいなって思えてきたこと。
最近は成瀬くんがずっと頭の中にいて、ずっと彼のことばかり考えてしまうこと。
本当は成瀬くんが私の騎士になって欲しいことも、私が成瀬くんを騎士に指名したら彼が根本くんに退学させられるかもってことも、本当に全部。
全てを話すと岩山さんは「お嬢様には後悔しない選択をしてほしいです。お嬢様の泣き顔を見るのは私も辛いですから。お嬢様の笑顔を見るのが私の幸せですから。とりあえず、成瀬さんに仮の騎士になっていただく日、最終判断をしても良いかと思われます」って言ってくれた。
小さい頃から秘密を打ち明けても誰にも言わないでくれるし、私の幸せを第一に考えてアドバイスもくれる岩山さん。
彼女に気持ちを話すと心が落ち着いてきた。