⑥姫は成瀬くんに守られたい✩.*˚
学園の門前に立っていると長い黒髪をひとつに束ね、黒いスーツを着た若い女の先生が迎えに来た。ちなみにこの学園の先生は全員女性。騎士の訓練もされているから全員強いらしい。
岩山さんはその先生に会釈して、保護者待機室に行った。
「では、学園長室にご案内しますね」
その先生は微笑みながらそう言った。
「よろしくお願いします」
桜を眺めながら一緒に歩いていき、玄関に着く。辺りは漆黒の学ランを着ている男子ばかりで、白と赤色に包まれている自分はとても目立っていると思う。そのせいか沢山の視線を感じる。
上靴に履き替え廊下に出ると、他のクラスの女子3人が集まっていた。
この3人も、今日から姫なのか……。
なんとなく親近感がわき、微笑むと彼女たちも笑顔を返してくれた。
私も加わり、1列に並んで先生の後について行く。広くて綺麗な園内を眺めながら歩いていると、学園長室に着いた。
岩山さんはその先生に会釈して、保護者待機室に行った。
「では、学園長室にご案内しますね」
その先生は微笑みながらそう言った。
「よろしくお願いします」
桜を眺めながら一緒に歩いていき、玄関に着く。辺りは漆黒の学ランを着ている男子ばかりで、白と赤色に包まれている自分はとても目立っていると思う。そのせいか沢山の視線を感じる。
上靴に履き替え廊下に出ると、他のクラスの女子3人が集まっていた。
この3人も、今日から姫なのか……。
なんとなく親近感がわき、微笑むと彼女たちも笑顔を返してくれた。
私も加わり、1列に並んで先生の後について行く。広くて綺麗な園内を眺めながら歩いていると、学園長室に着いた。