本当は、だいじょばない【ピュアBL】
*回想
君と出会ったのは去年、高校一年生の春。今過ごしているこの部屋で、君と同じ部屋になった。
男子校の寮生活。どんなやつと同じ部屋になるんだろう。部屋の床に座りながら考えていた。
君が、のそのそと部屋に入ってきた。ふわふわした小動物みたいで可愛いな。それが君の第一印象だった。デカくて不良なタイプな自分とは正反対。
「よろしくね!」と、君ははにかんだ笑顔で言った。
「うん、よろしく」
俺は多分、この時、かなり無愛想だったと思う。
君と出会ったのは去年、高校一年生の春。今過ごしているこの部屋で、君と同じ部屋になった。
男子校の寮生活。どんなやつと同じ部屋になるんだろう。部屋の床に座りながら考えていた。
君が、のそのそと部屋に入ってきた。ふわふわした小動物みたいで可愛いな。それが君の第一印象だった。デカくて不良なタイプな自分とは正反対。
「よろしくね!」と、君ははにかんだ笑顔で言った。
「うん、よろしく」
俺は多分、この時、かなり無愛想だったと思う。