本当は、だいじょばない【ピュアBL】
 君は優しかった。夜中に小腹が空いたからって君がよく食べていたカップラーメン。
「夜食のラーメン、いいな……」ってそれを食べている君の姿を眺めながら呟いた次の日から、部屋の小さなテーブルの上にふたつのカップラーメンを並べてくれた。

 君は危なっかしかった。よく転ぶらしく、膝によく傷を作ったりしていた。

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