✩.*˚again~かつて僕も人間に恋をしていた。
「ちょっとお手洗いお借りするね」
「うん、いいよ! 場所は……」
場所を説明してもらい、リビングを出る。
お手洗いを済ませると、戻る途中にドアが開いている部屋があった。ちらっと覗くと、部屋の中に気になる写真があった。吸い込まれるようにその部屋に入っていく。
黒い机の上に柔らかな白っぽい色をした木の素材の写真立てが置いてあり、写真には想さん写っていた。
今の顔じゃなくて、頭の中に浮かび上がってきた方の顔。
そして、私と一緒に写っていた。
だけどその私は、私じゃなくて前世の私だと思う。
だって、この写真撮った記憶があるから。
私だけど私じゃないとか、ちょっと何だかややこしい。
「ふたり、すごく仲が良さそう……」
私は呟いた。
この写真をみてはっきりした。
記憶は真実で、私たちは、付き合っていた。
「うん、いいよ! 場所は……」
場所を説明してもらい、リビングを出る。
お手洗いを済ませると、戻る途中にドアが開いている部屋があった。ちらっと覗くと、部屋の中に気になる写真があった。吸い込まれるようにその部屋に入っていく。
黒い机の上に柔らかな白っぽい色をした木の素材の写真立てが置いてあり、写真には想さん写っていた。
今の顔じゃなくて、頭の中に浮かび上がってきた方の顔。
そして、私と一緒に写っていた。
だけどその私は、私じゃなくて前世の私だと思う。
だって、この写真撮った記憶があるから。
私だけど私じゃないとか、ちょっと何だかややこしい。
「ふたり、すごく仲が良さそう……」
私は呟いた。
この写真をみてはっきりした。
記憶は真実で、私たちは、付き合っていた。