✩.*˚again~かつて僕も人間に恋をしていた。
第7話 天宮くん*清香視点
私が天宮くんの家を飛び出した次の日。
学校の帰り、家の近くで天宮くんがまちぶせをしていた。
「ねぇ、昨日あれからすぐに追いかけたんだけど、清香ちゃん、いなかった」
「だって、天宮くん勢いよく追いかけてきそうだなって思って、隠れてた」
「隠れてた? どこに? なんで?」
「……だって、泣いてるのみられたくなかったから。場所はね、天宮くんの家のすぐ近くにある広場の木の後ろ」
天宮くんは何か考えている様子。
「あそこか! うわっ! あそこ全然気にしてなかった。ていうか、めちゃくちゃ心配したんだから。電話も繋がらないし……もう、本当に会えなくなるんじゃないか?って」
「どうせ同じ学校だから会うでしょ」
「泣いてたのって、関わらないでほしいって、兄貴が言ったから?」
「……うん」
「俺はこれからも変わらずに清香ちゃんと接するから」
「う、うん、分かった」
せっかく天宮くんと仲良くなれたのに、関わらないでって言われたからってその通りにするのは、なんか違う気がした。
学校の帰り、家の近くで天宮くんがまちぶせをしていた。
「ねぇ、昨日あれからすぐに追いかけたんだけど、清香ちゃん、いなかった」
「だって、天宮くん勢いよく追いかけてきそうだなって思って、隠れてた」
「隠れてた? どこに? なんで?」
「……だって、泣いてるのみられたくなかったから。場所はね、天宮くんの家のすぐ近くにある広場の木の後ろ」
天宮くんは何か考えている様子。
「あそこか! うわっ! あそこ全然気にしてなかった。ていうか、めちゃくちゃ心配したんだから。電話も繋がらないし……もう、本当に会えなくなるんじゃないか?って」
「どうせ同じ学校だから会うでしょ」
「泣いてたのって、関わらないでほしいって、兄貴が言ったから?」
「……うん」
「俺はこれからも変わらずに清香ちゃんと接するから」
「う、うん、分かった」
せっかく天宮くんと仲良くなれたのに、関わらないでって言われたからってその通りにするのは、なんか違う気がした。