✩.*˚again~かつて僕も人間に恋をしていた。
想さんはどんな気持ちで「関わらないでほしい」なんて言ったんだろう。ずっと気になっている。
やっぱり私のことが嫌いだからかな?
想さんに嫌われているのが、すごく苦しい。
「清香ちゃん、ぼんやりしてるけど、大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ! ねぇ、そういえば昨日、天宮くんが私の血を吸うとか言ってたけど……」
「あ、そうだ! 俺ね、文化祭の花火の前に歌うんだ」
天宮くんは今、私の話をさえぎって、明らかに話をそらした。
彼は正体がバレていないって思ってるだろうから、触れられたくない話題だったのかな?
きっと、私の血を吸いたいとか、本音を勢いで間違えて言っちゃったのかな?
「天宮くんが歌うの?」
聞きたかったことはおいといて、彼の話に合わせた。
「うん。最近だけど、バンド組んでさ。野外ステージでやる予定だから見にきて?」
「天宮くん、ボーカルなんだ」
「うん」
「じゃあこないだ遊んだ時カラオケいった方が良かったのかな?」
「いや、映画も楽しかったし」
「そうだよね!」
天宮くんともどうなるのかな?って思ったりもしたけれど、いつも通りに話せていて、よかった。
やっぱり私のことが嫌いだからかな?
想さんに嫌われているのが、すごく苦しい。
「清香ちゃん、ぼんやりしてるけど、大丈夫?」
「うん。大丈夫だよ! ねぇ、そういえば昨日、天宮くんが私の血を吸うとか言ってたけど……」
「あ、そうだ! 俺ね、文化祭の花火の前に歌うんだ」
天宮くんは今、私の話をさえぎって、明らかに話をそらした。
彼は正体がバレていないって思ってるだろうから、触れられたくない話題だったのかな?
きっと、私の血を吸いたいとか、本音を勢いで間違えて言っちゃったのかな?
「天宮くんが歌うの?」
聞きたかったことはおいといて、彼の話に合わせた。
「うん。最近だけど、バンド組んでさ。野外ステージでやる予定だから見にきて?」
「天宮くん、ボーカルなんだ」
「うん」
「じゃあこないだ遊んだ時カラオケいった方が良かったのかな?」
「いや、映画も楽しかったし」
「そうだよね!」
天宮くんともどうなるのかな?って思ったりもしたけれど、いつも通りに話せていて、よかった。