✩.*˚again~かつて僕も人間に恋をしていた。
第10話 決断*想視点
「私ね、永遠に、幸せに生きられると思うよ。想さんとなら」
何度も何度もその言葉が頭の中をリピートする。
100年前に聞きたかったその言葉。
「僕も、一緒に生きたいと思っている」
『好き』が深くなるほど失うことを考えてしまい、しんどくなる。
――辛かった。
だから彼女が離れていった時は、もう関わらないで生きていくのが正解だと思っていた。
関わりたくなかった。
関わりたかった。
本当はずっと一緒にいたかった。
ヴァンパイアにはないと思っていた『矛盾の心』も、彼女が関わると、ふつふつと湧き上がる。
「ねぇ、私の血、吸っていいよ」
彼女は優しく微笑んだ。
何度も何度もその言葉が頭の中をリピートする。
100年前に聞きたかったその言葉。
「僕も、一緒に生きたいと思っている」
『好き』が深くなるほど失うことを考えてしまい、しんどくなる。
――辛かった。
だから彼女が離れていった時は、もう関わらないで生きていくのが正解だと思っていた。
関わりたくなかった。
関わりたかった。
本当はずっと一緒にいたかった。
ヴァンパイアにはないと思っていた『矛盾の心』も、彼女が関わると、ふつふつと湧き上がる。
「ねぇ、私の血、吸っていいよ」
彼女は優しく微笑んだ。