✩.*˚again~かつて僕も人間に恋をしていた。
血を吸われた後は、一気に疲れがきて、力が入らなくなった。
「痛かった? 大丈夫?」
「大丈夫」
「清香ちゃん」
「はい」
至近距離で私を見つめる彼。
私はドキドキした。
「僕は前世の君を忘れたことは一度もありませんでした。ずっと、ずっと好きでした。これからもずっと、好きです。愛してます」
彼は前世の私もずっと好きでいてくれて、一之瀬清香として生きている今の私も好きになってくれた。
すごく長い恋で、正直そんなに長く好きでいる気持ちがどんなものなのかが想像出来ない。でもそんな気持ちでずっといてくれたことが、愛おしい。
一之瀬清香としては初めての恋をして、初めて好きな人から告白された。相手が彼でよかった。
私たちは、ふわっと優しいキスをした。
目が合い、お互いに引き寄せられるようにしたキス。
――長かったね。想さんにとってはものすごく。本当に、ずっと好きでいてくれて。
雲がひとつもなく星がよくみえる晴天な夜空に向かって、カラフルな花火が打ち上げられた。
『ありがとう』。
「痛かった? 大丈夫?」
「大丈夫」
「清香ちゃん」
「はい」
至近距離で私を見つめる彼。
私はドキドキした。
「僕は前世の君を忘れたことは一度もありませんでした。ずっと、ずっと好きでした。これからもずっと、好きです。愛してます」
彼は前世の私もずっと好きでいてくれて、一之瀬清香として生きている今の私も好きになってくれた。
すごく長い恋で、正直そんなに長く好きでいる気持ちがどんなものなのかが想像出来ない。でもそんな気持ちでずっといてくれたことが、愛おしい。
一之瀬清香としては初めての恋をして、初めて好きな人から告白された。相手が彼でよかった。
私たちは、ふわっと優しいキスをした。
目が合い、お互いに引き寄せられるようにしたキス。
――長かったね。想さんにとってはものすごく。本当に、ずっと好きでいてくれて。
雲がひとつもなく星がよくみえる晴天な夜空に向かって、カラフルな花火が打ち上げられた。
『ありがとう』。