キッチンカーのプリン屋さん。



「そんなに否定されるのは傷つくなぁ」

「い、いや。水無月さんのことは好きですよ! 人として、といいますか尊敬してますしっ」

「あはは、そんな真剣に言わなくても。……可愛いな」

「か、可愛いとかそんなイケメンな顔して言っちゃだめですよ!」


 水無月さんは、ガチのイケメンだ。ここは田舎だし、人があんまり来ない場所だからわからないかもだけど都会ならきっと女の子がいっぱい寄ってきそうな感じする。


「……では、ありがとうございました。また来ますね」

「うん。ありがとね〜」


 ずっと話しているわけにはいけないので私はこの場を後にした。


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