鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
「俺が、我慢していないと思ったか? ここ数週間、何度襲いたいと思ったかわからない。結果、こうして両思いだったから本当に良かったよ。そうでなければ、ただの変態だった」
クスクスと笑ったオデットは、黒い下着だけを残して近付いて来る彼の顔を見上げた。
いつも平静で何もかも完璧に持っているように見えて、彼は彼で内心とても悩んでいたり落ち込んでいたりすることがあるのかもしれない。それを見せていないだけで。
(可愛い)
世間的にこうだと思われているキースという人を表すには、それは相応しい言葉ではないのかもしれない。けれど、様々な要因から誰からも隙を見せることがないようにしている彼の隠している面を見ることが出来るのは、世界でただ一人自分だけしかいないのだ。
「良いか?」
確認するように彼の言葉に、オデットはこくりと頷いた。
まずは、キスから。そして首筋。彼の熱い舌が体の表面を這っていくの感じるたびに、抱えきれない熱が身体に溢れていくのをただ感じていた。
クスクスと笑ったオデットは、黒い下着だけを残して近付いて来る彼の顔を見上げた。
いつも平静で何もかも完璧に持っているように見えて、彼は彼で内心とても悩んでいたり落ち込んでいたりすることがあるのかもしれない。それを見せていないだけで。
(可愛い)
世間的にこうだと思われているキースという人を表すには、それは相応しい言葉ではないのかもしれない。けれど、様々な要因から誰からも隙を見せることがないようにしている彼の隠している面を見ることが出来るのは、世界でただ一人自分だけしかいないのだ。
「良いか?」
確認するように彼の言葉に、オデットはこくりと頷いた。
まずは、キスから。そして首筋。彼の熱い舌が体の表面を這っていくの感じるたびに、抱えきれない熱が身体に溢れていくのをただ感じていた。