鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
24 決意
開戦の知らせは、突然だった。
「ちょっ……ちょっと待って。セドリック。上手く理解出来ない。もう一回説明して欲しい」
今夜は手の込んだ夕食を作ろうと予定していて役目を終えてから、午後の早い時間にオデットは一人で家に帰って来た。
キースは当分は帰れないからとエディと呼ばれていた彼の部下である陽気な竜騎士が付いてきてくれて、彼の竜が何故か身体を鍛えるのが趣味な話を聞いて笑っていたところだった。
(待って……頭が付いていけない。さっきまで、一緒に居たのに……)
「ちょっ……ちょっと待って。セドリック。上手く理解出来ない。もう一回説明して欲しい」
今夜は手の込んだ夕食を作ろうと予定していて役目を終えてから、午後の早い時間にオデットは一人で家に帰って来た。
キースは当分は帰れないからとエディと呼ばれていた彼の部下である陽気な竜騎士が付いてきてくれて、彼の竜が何故か身体を鍛えるのが趣味な話を聞いて笑っていたところだった。
(待って……頭が付いていけない。さっきまで、一緒に居たのに……)