鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
優しいキースはあくまでも手淫初心者オデットの気持ちにも配慮して、こういう事に興味が出たのなら気が済むまでやれば良いと思ったようだった。
けれど、彼に好きにすれば良いと言われたオデットにとっては、嬉しくもある反面子ども扱いされたようで不満な気持ちも芽生えた。
(キースは、いつもそう。経験値が高過ぎるから。私の気持ちをすぐに先回りして、二人の間にある嫌なこととかしんどいことは、すべて自分が被ればそれで良いと思ってる。けど、そのままだと……私はずっと知らない内に、彼に大事にされて尽くされているだけの何も出来ない子になってしまう)
「えっと……こう……?」
慣れない手付きの拙い手技にも、彼は頷き褒めるように優しく頭を撫でてくれた。
「そう。上手だ」
時間を掛け言われた通りに刺激し続ければ、キースも快感を覚えて来たのか、うっすらと肌が上気してこくりと小さく喉を鳴らした。
これまで一緒に過ごせる夜は、彼がただただ感じさせてくれていて、オデットは完全に快感の渦に落ちてしまっていた。だから、オデットがキースがこうして感じている表情を見たのは、これが初めてだった。
けれど、彼に好きにすれば良いと言われたオデットにとっては、嬉しくもある反面子ども扱いされたようで不満な気持ちも芽生えた。
(キースは、いつもそう。経験値が高過ぎるから。私の気持ちをすぐに先回りして、二人の間にある嫌なこととかしんどいことは、すべて自分が被ればそれで良いと思ってる。けど、そのままだと……私はずっと知らない内に、彼に大事にされて尽くされているだけの何も出来ない子になってしまう)
「えっと……こう……?」
慣れない手付きの拙い手技にも、彼は頷き褒めるように優しく頭を撫でてくれた。
「そう。上手だ」
時間を掛け言われた通りに刺激し続ければ、キースも快感を覚えて来たのか、うっすらと肌が上気してこくりと小さく喉を鳴らした。
これまで一緒に過ごせる夜は、彼がただただ感じさせてくれていて、オデットは完全に快感の渦に落ちてしまっていた。だから、オデットがキースがこうして感じている表情を見たのは、これが初めてだった。