鎖に繋がれた月姫は自分だけに跪く竜騎士団長に焦がれてやまない
 クスクスと笑いながらやっと扱いていた手を止めたオデットに、顔を赤くしたキースは大きく息をついた。荒い息を整えるように、何度か呼吸を重ねた。

(あ……キースって、私のしたいようにさせてくれる約束を、ちゃんと守ってくれたんだ。別に自分が動いて逃れても、良かったのに……)

 キースは、小さな事でも約束した事を守ってくれる。もし仕方のないことで破ってしまう時にも、きちんと訳を説明してくれた。

 そういう日々の積み重ねが、彼を信頼して大好きになってしまう理由なのだと、オデットはそう思った。

「おいで……こうして、風呂にまで来てくれて嬉しいお誘いを恐縮だが、とりあえず一回抜かせてくれ」

 いつもの彼より荒っぽい仕草で彼の胸へと抱き寄せられて、硬い胸に顔を付けた。

 我知ったる動きで、彼の手が蜜口辺りに辿り着き、その中からぬるぬるとした愛液を掻き出すように動き始めた。

いつもとは違う湯の中で感じる部位を弄ばれる感覚に、オデットは身を震わせた。

「あっ……ふわっ……キース」

「湯の中にあっても、わかるくらいにどろどろだ。俺のものを扱きながら、感じていたのか?」

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