君とふたりで。
確かに怖くはないけど。
この学校の生徒にしては珍しいくらい怖くないけど!!
「なんか…あんまり慣れてなくて」
「あはは、素直だね〜」
…からかわないでほしい。
この人絶対あたしの反応楽しんでる。
一紀さんはケラケラ笑ってまた話を始めた。
「はい」とか「そーですねー」とか、気の利かない返事しかしないあたしにも、普通に接してくれた。
たぶんいい人なんだろーな…。
あたし達は家に帰ってからもメールをして、それなりに楽しい時間を過ごした。