君とふたりで。



全てお母さんからだ。




「あの…あたしそろそろ…」


「んあ? もう帰んの!? 夜はこれからだぞ!」


「お前が言うとなんか変態チックなんだよな…」


「酷くねサトちゃん」


「俺今足ねーし、どーすっか──…あ!」




何かを思いついたように言葉を発する智史さんは。




「じゃあハル、送ってやんなよ」




──悪魔の選択を下した。





















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