②推しのマネージャー志望です!
気遣いできて、スケジュール管理もバッチリ、メンバー全体を把握していて的確なアドバイスもくれる…と。
有能すぎ。
ハハッ。マネージャー科1位の称号は伊達じゃないな。
「よし、じゃあとりあえず今日のミーティングはこのくらいにして…また、週明けにでも集まって仕事の報告会しましょう」
それぞれのスケジュールをまとめ終わったのか瑛茉ちゃんがそう言い放ち、ようやく俺たちも解散の流れになる。
さ、今日はなんもないし…明日は、学校終わりに雑誌撮影の仕事もあるし、家に帰ってゆっくり過ごしますか。
そんなことを考えつつ、座っていた椅子から立ち上がった時。
「ねぇねぇ、瑛茉先輩!璃人さんの連絡先とか知ってるんでしょ?僕昨日聞きそびれちゃって…教えてもらえたりしない?」
心雨が甘えたような声で瑛茉ちゃんに声をかけている姿が目に入ってきた。