【④】恋風のワルツ〜見習いお嬢さまと5人のイケメン御曹司〜
「どうして変装してまでして、こんなことをしたんですか?」
「適当なことを言って誤魔化すなよ。証拠は全部揃っているんだからな」
光くんが、キアゲハの標本を手に持って言った。小笠原篤志は観念したように話し始める。
「アルファクラスの褄紅マリアさんが、僕をアルファクラスに推薦してくれると言うので引き受けました。昆虫採集ばかりしている俺を馬鹿にしてたベータクラスの奴らを見返したかった」
「マリアか…」
私と隼人以外のみんなが、一斉に首を横に振った。
「マリアさんは、自分が世界の中心にいると思っていますからね。俺たちだけマリアさん以外に告白したのが気に入らなかったんでしょうね」
「めんどくさいやつに目をつけられちゃったね」
「適当なことを言って誤魔化すなよ。証拠は全部揃っているんだからな」
光くんが、キアゲハの標本を手に持って言った。小笠原篤志は観念したように話し始める。
「アルファクラスの褄紅マリアさんが、僕をアルファクラスに推薦してくれると言うので引き受けました。昆虫採集ばかりしている俺を馬鹿にしてたベータクラスの奴らを見返したかった」
「マリアか…」
私と隼人以外のみんなが、一斉に首を横に振った。
「マリアさんは、自分が世界の中心にいると思っていますからね。俺たちだけマリアさん以外に告白したのが気に入らなかったんでしょうね」
「めんどくさいやつに目をつけられちゃったね」