君はみんなの人気者   ー私たちの出会いは?!
「よし。今日はこのくらいで終わりにしましょう。」

「ん〜!疲れた〜久しぶりに勉強した」

「……本当に受験生ですか?」

びっくりするほどできてなかった…

「んー。俺受験しないかもな…てか、出来ないかも…」

「まぁ、今の学力では無理ですね。」

と、言いながら私は帰る準備をした。


「もう、遅いから送るよ」

と言う琥珀先輩。

今は6時。

もう九月だけどまだ明るい。

日は落ちてきてるけど。


「大丈夫です。1人で帰れるので。」

「まぁ、そう言わずに、てか、帰る方向同じだし。送らせて。」

確かに…朝同じだったし。

「じゃあ、お願います。」

「はーい。」

と、言いながら黒い帽子、メガネ、マスクをつけそして、制服の上から黒いジャンパーを着た琥珀先輩。

ジャンバーて…暑くない?

花咲高校はブレザーで校則はゆるいから制服の上に何を着ても怒られはしない。

だけど、私だって今日長袖のシャツを着てきてこうかいしている。
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