君はみんなの人気者   ー私たちの出会いは?!
私も顔が緩みそうになった。

だけど、翔先輩の前ではなぜか素直になれない。

私はスマホを出してスマホに目を映してしまった。

さっきの話からやっぱり意識はしてしまう…

私は…翔先輩のことが…好き…

やぁーーー

考えちゃダメ!

顔が赤くなっちゃう。


ブーブッ

【今日帰り遅かったんだね】
【何してたの?】



【友達と恋バナしてま】まで打って全部消した。


【翔先輩こそ】

と、送った。

はぁー


【んー。そうなるか…】
【それは…また今度教えるよ】

そうやってまた、話をずらす…

【教えてください…】

【教えたら蛍が離れてっちゃうから】

……

私はそんなことを言う翔先輩にイラッとした。

この気持ちに気づいたのは今日だけど…

先輩にそんな気持ちだと思われてることが嫌だった…

駅に着いたから私はすぐに立ってそこからダッシュで走った。

あのメールも既読無視してるから…謎に思ってるだろうな…
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