君はみんなの人気者   ー私たちの出会いは?!
芸名だろう。


「お、音川さん!落とすわよ!」

へぇっ!

考え事をしていたら前にいた先生に気づかなかった。


そして、箸で持っていた卵焼きが落ちかけていた……

とゆうか、今落ちた。


「だ、大丈夫?」

と、先生は心配そうに言った。
 
「え、あ、はい。大丈夫です」

と、言ってポケットに入ってるティッシュをとって卵焼きを包んだ。


てか。なんで、先生?

この先生…国語の先生だけど、国語の先生が足りなくて一年に教えに来ている、3年の先生。

特にこれといった関わりはない。


「音川さん。申し訳ないんだけど…お願いがあって」

と、手を合わせる先生。

お願い…?

なんだろう…

でも、特に用事とかないし、

「いいですよ」

と、ニコッと笑った。


「あの、3年生にね…進路が危うい人がいて…音川さん教えてあげられないかな…?」

……3年生?!!

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