愛していますよ、だから幸せになってくださいね!

「ウェズリー様は私のこと聞かれたらなんて答えてくれますか?」

 少しだけ甘えるように聞いてみた。ウェズリー様こそモテるに違いないもの!



「うーん。そうだな……地上に舞い降りた天使とか?」

「……恥ずかしいからそれは言わないでくださいね」


 予想外の展開に照れを隠せない。


「私の前に突如現れた天使にしよう」


「普通でお願いします」


 照れ臭い時間だけど楽しいと思った。


「マイハニーにしとこう!」


「笑われますね」


 何のことわからなくなってきたけど、こう言った冗談を真剣な顔でウェズリー様は言うので、楽しい時だ。

 いつもウェズリー様から嬉しい言葉を貰うので、つい言ってみた。


「いつも太陽のように眩しいウェズリー様を愛しても良いですか?」




「え!」



 っと言って驚き固まっていたけど、すぐにウェズリー様は



「嬉しいよ!! そんなの確認しないでよ。マイハニー」


 チュッと頬にキスをされた。


「ここ! 学園内! 次したらもう知らないからっ」


「ははっ、ごめんごめん。嬉しくてつい」



 真っ赤な顔をしながら、幸せそうに歩く二人を見ている男がいた。

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