生きる~私の人生~
第一章:幼児期
ものすごい叫び声と一緒に、皿が部屋の中を飛び交っている。
私の記憶は恐らくそこから始まる。
怒鳴り声、罵声、目が離せないくらいの威圧感。
幼き私に両親のケンカはそう目に映っていた。
何となく、怖い。
そんな気持ちがあったが、私は両親とも笑っていてほしかった。
言い争いをする両親を目の前に、隣の部屋で私はただじっと見つめることしかしなかった。
疑問さえも浮かんでこない。
ただ、じっと見つめていた。
そう・・・、じっと・・・
私の記憶は恐らくそこから始まる。
怒鳴り声、罵声、目が離せないくらいの威圧感。
幼き私に両親のケンカはそう目に映っていた。
何となく、怖い。
そんな気持ちがあったが、私は両親とも笑っていてほしかった。
言い争いをする両親を目の前に、隣の部屋で私はただじっと見つめることしかしなかった。
疑問さえも浮かんでこない。
ただ、じっと見つめていた。
そう・・・、じっと・・・