―ホストの恋―
黙って煙草を口にする俺にマキが火を付ける。


…ヤキモチか…。


「…まぁでも好きやったら…普通の事やろ?」


俺の言葉にマキは驚いていた。


「マジで~!?むっちゃ以外ですね~!!なんか心外ッ!!」


「…ちょっと…失礼やろ…」

苦笑いをする俺にマキが続ける。


「すいません…でも…水商売暦が長いって聞いてるんで…なんか…もっと冷めてるって言うか…あんまり気にしない人かと思ってました…」


「…よく言われる…」


呟く俺に


「あ~!!やっぱり!?」


…ってオイオイ…。


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