―ホストの恋―
「智サンも…出勤したら…同じじゃナイですか…?」


「俺…?」


「…だって…お酒入ったお客サンの手とか…振り払えますか…?」


「…あ~…」


確かに。…痛い所を付かれて黙ってしまう。


「まぁ妬く相手が居るだけ羨しいデスけどね~♪」


イタズラっぽく笑うマキに

「紹介しよか…?」


とニヤニヤして言った。


「ホストはいらないですよ~♪♪♪」



こんな調子で美咲が戻るまで続いた。


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