―ホストの恋―
俺の手に小さな物を置いて握らせて、美咲の手が俺の手を両手で包む。


「もぅ良い?」


「…うん…」


目を開けると同時に美咲が席を立つ。


「ジュース入れて来る」


とキッチンに向かった。


俺は自分の手をゆっくり開いた…。


「…え…?」



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