―ホストの恋―
「…どうしたん?イキナリ…。」


「ん…実は前から考えててん。…最近"ナンバー入り"してるから言うタイミングがなくてな…。」


美咲は黙って俯いた。


「今すぐじゃなくて良いから。」


俯く美咲の頭を撫でた。



この時の俺は…美咲が店を辞めて、俺も夜を上がって。


2人で新たな生活を送るつもりだった。


幸せな2人の未来を思い描いて…。


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