―ホストの恋―
「ボーリング嫌いやったん?」


黙って頷く美咲。


「だってヘタやもん。でも…智が行きたいって言うから…」


頬を赤くして口を尖らせて言う。


「そっか…ほんじゃぁ今日は俺が投げるから…隣に座っててくれる…?」


「…え…?…でも…」


「俺は美咲が隣におってくれるだけで良いから」


笑顔で言ったものの…さすがに恥ずかしくて、照れを隠す様に美咲の頭をクシャクシャしてレーンに向かった。


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