―ホストの恋―
しばらくすると、みんな帰って行った。

最後に店長だけが残った。

「はい。」

コーラをグラスに入れて目の前のテーブルに置いてくれた。

「お~…ありがと」

横になっていたのを座り直してグラスを口へ運んだ。


「…何かあったんすか?」


「…え…?」


突然の質問にうろたえる俺。

「美咲チャンでしょ?」

「…ははっ…」


まぁバレバレやな…。

苦笑いで答えた。

「オーナーって…美咲チャンの事となると人が変わるから」

笑顔で話す店長。

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