―ホストの恋―
それから次々にシャンパンを卸して上機嫌で帰って行った。

この日、久々に結構飲んだ俺は帰る頃にはさっきの携帯の事など頭に無かった。


営業が終わり急いで帰った。

美咲はソファでスヤスヤ寝息をたてている。

「ただいま」

小さく囁き美咲の髪を撫でる。

「…ん~…?」

目をこすりながら少し瞼を開けた。

「ん~…智ぉ?…おかえり…」

寝ぼけながら抱きつく美咲。

そんな美咲を抱き締めて

「ベットで寝よな?」

「ん~…」


なんとかベットに運んだ。

美咲は俺が遅い時、必ずソファで横になっている。

一人でベットは寂しいからって…。


< 229 / 258 >

この作品をシェア

pagetop