―ホストの恋―
それから数日後。

その日は日曜日で美咲と部屋でゆっくりしていた。

~♪♪~

突然鳴り響く電話の着信音。

「なんで…?」

その音を聞いた美咲が目を潤ませて聞いた。

「客がうるさいねん。勝手に設定された。」

「勝手に…?へ~ぇ……智はお客さんに携帯触らせてたんや…」

いや…そうじゃなくて…。ホンマに勝手に…。

「だったら何?俺のんは仕事やから。」

ー"俺のは"…?

今のは言うたらアカン言葉やったやんな?

謝ろうとした俺に

「仕事やったら何しても良いの?"色は使わない"って約束したやん…」

すごく不機嫌で話す美咲。


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