―ホストの恋―
ウェイターが持って来たボトルを見て

「こんなん良かったのに…気を使わせてゴメンなさい」

勝手に来て勝手に頼んだ俺に謝る美咲。

「俺が勝手にしてる事やから」

と美咲の頭を撫でた。


グラスに氷を入れ、新しいボトルを開けてお酒を作る美咲。

背筋を伸ばしてさりげなくお絞りを三角に畳んでテーブルの隅に置く。


どお見ても入店2週間には見えない。



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