星と空
-コンコン
「悠飛先生だよ、入るね。」

ベットに体育座りか、要注意だな。

「紗良ちゃん、足伸ばしていいよ。楽な姿勢にしよっか?」

「…。」

あちゃ〜。嫌かな、不安なのか。

「わかった!そのままでいいよ〜。でも先生、紗良ちゃんのお顔見たいなっ?」

そう言ったら紗良ちゃんは顔をあげてくれた。

「うん、ありがと〜。あ、日南先生呼んでもいいかな?」

コクン。ちっちゃくだけど頷いてくれた。

「ありがとう!風舞〜入っていいよ!」

ビクッッ。紗良ちゃん…。音も敏感かな…。光もだしね…。

風舞が入ってきて俺が前言ってた椅子に座った。

「こんにちは〜。僕の名前は日南風舞だよ。よろしくねっていっても怖いからさ、今日は僕に慣れてもらうところから。好きなお菓子食べていいよっ!」

紗良ちゃんは小さくだけど頷いてくれた。

「紗良ちゃん、この白いの知ってる?これね、マシュマロって言うの!俺これ好きなんだ〜♪一緒に食べよ⭐︎」

風舞は欠かさずメモをとっている。

さすがだな…。
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