「信じられない」を、「真実の愛」に変えてくれたキミへ
「2人も、スタバ来てたんだ」
「あぁ……う、うー……」
翠ったら、目の前の本田くんを見ていると言葉にならなくなるみたい。
「疲れた時は、甘いものが美味しいなーと思える時じゃない? ね、翠!」
「そうっ!」
慌てふためているのか、急いで首を縦に振る翠。
「じゃあ、あそこの席で飲もっか」
「えっ!」
本田くんの言葉に、翠が驚いて大声を上げた。
確かに彼が指差したところでは、横に二つテーブルが並んであって椅子もちょうど4脚揃っている。
翠ったら、そんなに好きならはやく告白しちゃえばいいのに。
「うん、そうしよっか」
わたしはそう言って、翠を連れてひーくん達と頼んだばかりの飲み物を飲んだ。