信じて欲しかっただけなのに
今日から体育の授業でダンスの練習が始まる。
各チームに別れて、私は美咲と同じチームになった…、

「桜、遅い」

「っ、ごめん」

「マジで下手くそ笑」

「なんでこんな人と一緒のチームなわけ?」

私は踊る事が苦手で、美咲やクラスメイトの皆のようには上手く踊れなかった。

「みんな、桜だって頑張ってるんだからそんなこと言わないの!」

「美咲ちゃん、こいつに腕切られてのに優しすぎっ、」

本当にこの人たちは私の仲間なのだろうか。美咲の嘘にも段々と腹が立ってきた。

結局ダンスが終わったのは、4時限目が終わったところだった。

「まだ時間あるか」

今日も私は1人放課後残ってダンスの練習をすることにした。

少しでもみんなにおいつけるようにしなきゃ。

「はぁ、はぁ」

呼吸がだんだんとしずらくなる。

「もっと、上手くならないと、、、」

私は必死にダンスを続けた。だんだん視界がぼやけてきて一旦休憩しようと思った時、

「なにやってんの?」

誰かの声が聞こえた。




















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