野良ヴァンパイアに吸血契約されちゃいました
真っ直ぐこっちに向かってきているではないか。
しどろもどろしてるとルカくんと目が合った。そこからは小走りで近づいてくる。動揺が隠せない。
「心羽、見に来てくれたの?ありがとう、めっちゃ嬉しい」
「へ?」
思わず間抜けな声が漏れてしまった。だって、まさか感謝されるなんて思ってなかったから。なんで感謝されてるのかいまいち分からないけど…。
そんな私のことをお構いなしにルカくんは自分がやりたいように振る舞った。
「もっと前に来なよ。そして、俺のことよく見てて。って言ってもあと5分くらいしかないけど」
そう言ってルカくんは私の腕を軽く引っ張った。
うわ、女子の目線が痛いよ。これは断るしかない。この選択肢一択だ。
「いいよ、他の子たちに悪いし」とは言ったものの、ルカくんの手が離れる気配は一向にない。
そうこうしていると男子たちも群がってきた。
「なになに〜ルカ、姫野のこと好きなん?」
「まあね、一目惚れだよ」
「え‼︎」
誰よりも先に反応したのは私だった。
俺のこと好きにさせる宣言をされたのはそういうことだったのか。ずっと引っかかってた物がぽろりと取れた気がした。
そして、一目惚れという単語を思い出し沸々と顔を沸騰させた。
しどろもどろしてるとルカくんと目が合った。そこからは小走りで近づいてくる。動揺が隠せない。
「心羽、見に来てくれたの?ありがとう、めっちゃ嬉しい」
「へ?」
思わず間抜けな声が漏れてしまった。だって、まさか感謝されるなんて思ってなかったから。なんで感謝されてるのかいまいち分からないけど…。
そんな私のことをお構いなしにルカくんは自分がやりたいように振る舞った。
「もっと前に来なよ。そして、俺のことよく見てて。って言ってもあと5分くらいしかないけど」
そう言ってルカくんは私の腕を軽く引っ張った。
うわ、女子の目線が痛いよ。これは断るしかない。この選択肢一択だ。
「いいよ、他の子たちに悪いし」とは言ったものの、ルカくんの手が離れる気配は一向にない。
そうこうしていると男子たちも群がってきた。
「なになに〜ルカ、姫野のこと好きなん?」
「まあね、一目惚れだよ」
「え‼︎」
誰よりも先に反応したのは私だった。
俺のこと好きにさせる宣言をされたのはそういうことだったのか。ずっと引っかかってた物がぽろりと取れた気がした。
そして、一目惚れという単語を思い出し沸々と顔を沸騰させた。