来る日も来る日もXをして
───昨日キスしたことで私が毎日キスするって了承したことになった・・・んだよね?
自分としてはその覚悟でいるけれど、明日先輩と確認をとってはいなかった。
───かと言って自分から『今日の分のキスしましょう。』なんて言えないし。どうしたらいいんだろう。
昨日とは違い先輩が大人に戻っている上、オフィスだからより言いにくかった。どうしたらいいかわからずにダラダラと残業をしてしまっていたのだ。
「よし!はっきりさせるぞ!」
「何を?」
「!?!?」
力こぶしを作ったところで後ろから声がして飛び上がりそうに・・・いや、実際飛び上がってしまった。私の心を惑わす明日先輩張本人だった。
「な、なんでも、仕事のことです!」
「・・・更科って宇宙一嘘つくの下手だな。顔に全部書いてある。」
「う、嘘!」
自分がどんな顔をしているのか確認する為ガラス窓に映してみると確かに『嘘だから動揺してます。キスのことです。』と書かれていた。
「・・・悪いな。俺も本当はいつ帰ってもよかったのに、無駄に残業してた。」
先輩の声が近くて慌てて体の向きを変え窓を背にすると、同僚としては近過ぎる位置に先輩がいた。
「今更なんだけど、俺更科にひどいことさせてるなって。」
「・・・。」
「・・・でももう他の人となんて考えられないんだ。更科がいい。更科じゃないとダメだ。」
先輩の切羽詰まったような瞳と言葉に胸を鷲掴みにされる。
自分としてはその覚悟でいるけれど、明日先輩と確認をとってはいなかった。
───かと言って自分から『今日の分のキスしましょう。』なんて言えないし。どうしたらいいんだろう。
昨日とは違い先輩が大人に戻っている上、オフィスだからより言いにくかった。どうしたらいいかわからずにダラダラと残業をしてしまっていたのだ。
「よし!はっきりさせるぞ!」
「何を?」
「!?!?」
力こぶしを作ったところで後ろから声がして飛び上がりそうに・・・いや、実際飛び上がってしまった。私の心を惑わす明日先輩張本人だった。
「な、なんでも、仕事のことです!」
「・・・更科って宇宙一嘘つくの下手だな。顔に全部書いてある。」
「う、嘘!」
自分がどんな顔をしているのか確認する為ガラス窓に映してみると確かに『嘘だから動揺してます。キスのことです。』と書かれていた。
「・・・悪いな。俺も本当はいつ帰ってもよかったのに、無駄に残業してた。」
先輩の声が近くて慌てて体の向きを変え窓を背にすると、同僚としては近過ぎる位置に先輩がいた。
「今更なんだけど、俺更科にひどいことさせてるなって。」
「・・・。」
「・・・でももう他の人となんて考えられないんだ。更科がいい。更科じゃないとダメだ。」
先輩の切羽詰まったような瞳と言葉に胸を鷲掴みにされる。