来る日も来る日もXをして
「頬やおでこも試したけど、唇じゃないと駄目だった。ぬいぐるみや動物としても駄目だったし。」
「え、ぬいぐるみや動物としたりもしたんですか?可愛・・・すみません。大変な思いしてるのに。」
「いや。その本が言うには海外のある離島である果実を食べたことが原因でこういう状態になってるらしい。まさに俺がばあちゃんとの旅行で行った離島だった。現地の人に勧められるまま初めて見た果実を食べた。驚くほど美味しかった。」
「おばあちゃんも食べたんですか?」
「ああ。だけど、ばあちゃんには何の変化もない。本によるとその果実は、ごくごく稀に不思議な力を持つことがあるらしい。俺が当たりを引いたってこと。」
「その本に、元に戻る・・・つまり、キスしなくても子どもにならないようにする方法は書いてなかったんですか?」
「書いてあった・・・はず。」
「書いてあったはず?」
「肝心のページが破り捨てられてた。」
「え、ぬいぐるみや動物としたりもしたんですか?可愛・・・すみません。大変な思いしてるのに。」
「いや。その本が言うには海外のある離島である果実を食べたことが原因でこういう状態になってるらしい。まさに俺がばあちゃんとの旅行で行った離島だった。現地の人に勧められるまま初めて見た果実を食べた。驚くほど美味しかった。」
「おばあちゃんも食べたんですか?」
「ああ。だけど、ばあちゃんには何の変化もない。本によるとその果実は、ごくごく稀に不思議な力を持つことがあるらしい。俺が当たりを引いたってこと。」
「その本に、元に戻る・・・つまり、キスしなくても子どもにならないようにする方法は書いてなかったんですか?」
「書いてあった・・・はず。」
「書いてあったはず?」
「肝心のページが破り捨てられてた。」