来る日も来る日もXをして
「そう言えば明日さん、あのお話ってどうなりました?ほら、二人だけの秘密にしてた・・・」
女性は意味ありげにこちらを見た。
「あっ・・・あの話ですか?あれは・・・。」
こちらに向けられる明日先輩の瞳には困惑の色があった。
「わ、私、さっきのお芋スイーツどうしても気になるんで行ってきます!」
とてもその場にはいられず、逃げるように駆け出した。途中でお目当てのお店とは反対方向に走っていることに気づくが、本当はスイーツが気になっているわけではなかったので、気にせず走り続けた。
いつのまにか風情のある町並みはコンビニやパチンコ屋があるような普通の町並みに変わっていた。
───なんで私、こんな風になってるんだろ・・・子どもみたい。
そこでお腹がぐうと鳴った。そう言えばランチがまだだった。スマホが震えて見ると明日先輩からの着信だった。
先輩はメッセージアプリは苦手だと言っていたが社内のグループメッセージではスタンプや絵文字を駆使していた。それも無理をしているらしかった。
『応答』をタップすればいいだけなのに指がためらってしまっているうちに呼び出しが終わってしまった。
───どうしよう・・・あきれられちゃったかも・・・。
Uターンしてさっきの女性のお店まで向かっている途中スマホが震えた。明日先輩からのメッセージだ。
女性は意味ありげにこちらを見た。
「あっ・・・あの話ですか?あれは・・・。」
こちらに向けられる明日先輩の瞳には困惑の色があった。
「わ、私、さっきのお芋スイーツどうしても気になるんで行ってきます!」
とてもその場にはいられず、逃げるように駆け出した。途中でお目当てのお店とは反対方向に走っていることに気づくが、本当はスイーツが気になっているわけではなかったので、気にせず走り続けた。
いつのまにか風情のある町並みはコンビニやパチンコ屋があるような普通の町並みに変わっていた。
───なんで私、こんな風になってるんだろ・・・子どもみたい。
そこでお腹がぐうと鳴った。そう言えばランチがまだだった。スマホが震えて見ると明日先輩からの着信だった。
先輩はメッセージアプリは苦手だと言っていたが社内のグループメッセージではスタンプや絵文字を駆使していた。それも無理をしているらしかった。
『応答』をタップすればいいだけなのに指がためらってしまっているうちに呼び出しが終わってしまった。
───どうしよう・・・あきれられちゃったかも・・・。
Uターンしてさっきの女性のお店まで向かっている途中スマホが震えた。明日先輩からのメッセージだ。