【設定②】わたしが初めて恋をした話。


「美宙ちゃん、こんにちわ」
「あっ、蓮さん! こんなところでどうしたんですか?」
 確か、蓮さんって照明の部屋から動けないって聞いたけど……
「ん? 今、休憩で交代でね。自販機に行こうと舞台の方見たら美宙ちゃんが見えたから」
「そうなんですね、ありがとうございます。少しでも会うことができて嬉しいです」
 そう言うと、彼は少し驚いた表情を見せた後に優しく微笑んでくれた。やっぱり好きだなぁ……。でも、今は私のことよりも目の前の舞台に集中しないと……!
 すると、彼らのステージが終わったので私は蓮さんに会釈をしてから仕事に戻った。



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