【設定②】わたしが初めて恋をした話。
「……蓮さん?」
「美宙ちゃん、俺。美宙ちゃんが好きだ」
「……っ……」
「真面目でまっすぐなところも、本当は可愛くて女の子らしいところも、しっかりしてるのに抜けてるとこも、すごく好き。俺、年上で……対象外かもって思ったけど、どうしても抑えられなかった」
「れ、ん、さん……っ」
「美宙ちゃんさえ良かったら、俺と、結婚前提でお付き合いしてほしいんだ」
私はその言葉がとても嬉しくて「私、も」と声を出す。