暴君CEOの溺愛は新米秘書の手に余る~花嫁候補のようですが、謹んでお断りします~
男性に連れて行かれたのは地上20階建てホテルの全部で800室ある客室棟に隣接する近代的なビル。その最上階でエレベータを降りた後、絨毯敷きの廊下を歩いて『秘書課』と書かれた部屋に入って行った。
「どうぞ」
「失礼します」
どうやらここが目的地。
20畳ほどの広さの部屋に10人ほどの人がいてそのほとんどが女性。
みんな奇麗な人ばかりだ。
「こっちこっち」
「ああ、はい」
場違いな雰囲気に足が止まった私を、さらに奥の部屋に入った男性が呼んでいる。
「さすがにお客さんじゃないからコーヒーは出さないよ」
「えっと、はい」
通されたのデスクと小さな応接セットが置かれた部屋。
机の上には秘書課長谷口隼人のプレートがあった。
どうやらここが男性のオフィスってことらしい。
「じゃあ、まずは自己紹介からだね。僕は谷口隼人と言います。このホテルの秘書課の課長をしています」
「今日からお世話になります、坂本望愛です。よろしくお願いいたします」
やはりこの人が谷口さんだった。
きちんと挨拶をされたからには返すしかなくて、私も頭を下げる。
でも、この展開なんだかとっても嫌な予感がするけれど・・・
「どうぞ」
「失礼します」
どうやらここが目的地。
20畳ほどの広さの部屋に10人ほどの人がいてそのほとんどが女性。
みんな奇麗な人ばかりだ。
「こっちこっち」
「ああ、はい」
場違いな雰囲気に足が止まった私を、さらに奥の部屋に入った男性が呼んでいる。
「さすがにお客さんじゃないからコーヒーは出さないよ」
「えっと、はい」
通されたのデスクと小さな応接セットが置かれた部屋。
机の上には秘書課長谷口隼人のプレートがあった。
どうやらここが男性のオフィスってことらしい。
「じゃあ、まずは自己紹介からだね。僕は谷口隼人と言います。このホテルの秘書課の課長をしています」
「今日からお世話になります、坂本望愛です。よろしくお願いいたします」
やはりこの人が谷口さんだった。
きちんと挨拶をされたからには返すしかなくて、私も頭を下げる。
でも、この展開なんだかとっても嫌な予感がするけれど・・・