君にありがとう【詩】





 さっきの爽やかイケメンさん!

 まさかホントに会えるとは!



「あ、いえ。大丈夫です!迷ってないですから」



 思いっきり首を横に振った。



「そう?ならなんで2年の所にいるの?1年の教室、逆だよね?」



 不思議そうに首を傾げられて、思わずドキッとしてしまった。

 ななな、なに!?今の!?



「いや、あの!お礼を言いたくて!!!」

「お礼?」

「さっきは迷子になった所を助けていただいて、ありがとうございました!」



 思わず早口になっちゃった。




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