君にありがとう【詩】





「なんだそんなこと。大丈夫だよ!そう言えば、名前聞いてなかったね」

「あ、えっと……。水戸詩です!」



 あれ?

 なんか顔が熱いような……。



「詩ちゃんか。僕は中野 真人(なかの まひと)」

「真人先輩ですか!」



 なんか声も上ずってるような……?



「よろしくね!って、詩ちゃん。顔赤くない?大丈夫?」



 真人先輩の言葉を聞いて、目が飛び出そうになった。

 あ、あたし顔が赤いの!?

 なんで!?




< 11 / 29 >

この作品をシェア

pagetop