君にありがとう【詩】
「なんだそんなこと。大丈夫だよ!そう言えば、名前聞いてなかったね」
「あ、えっと……。水戸詩です!」
あれ?
なんか顔が熱いような……。
「詩ちゃんか。僕は中野 真人(なかの まひと)」
「真人先輩ですか!」
なんか声も上ずってるような……?
「よろしくね!って、詩ちゃん。顔赤くない?大丈夫?」
真人先輩の言葉を聞いて、目が飛び出そうになった。
あ、あたし顔が赤いの!?
なんで!?