君にありがとう【詩】





 と言うことで、さっそくあたしは化粧があるお店に行った。

 高校は化粧をしても大丈夫だし、化粧をする咲がとってもきれいだから、まずはそっちを優先した。

 お店に行くと、リップだけで数十種類もの色があった。

 は、はぁ……。

 どんだけあんの?



「えぇっと、これはなんだ?」



 棚にある細長い小瓶を手に取った。



「ま、ますから?」



 思わず、口に出た。

 全く分からないから、咲から貰った雑誌で調べてみる。



「まつ毛を長くみせたりするもの……か」




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