君にありがとう【詩】
あたしの声に驚いたのか、爽やかイケメンは目を見開いて謝った。
「ち、違います!ただ驚いただけなんで!全然大丈夫ですから〜」
全力でそう言うと、ホッとしたのか少し笑顔になったイケメンさん。
照れているのか、顔が少し赤い。
「そうですか、よかったです。あの、あなたって、櫻高校の新入生ですか?」
「なぜそれを!?」
あたしのリアクションに、彼が吹き出した。
余程面白かったのか、しばらくの間笑っていた。
あの、そんなに面白かったですかね?